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乳幼児期の重要性をより多くの人に知ってもらいたい

[2026.06.19]

ここあプロジェクトが主催の乳幼児メンタルヘルスへの招待 を受講しています。

6月12日(金)は、Dalrymple規子先生による講座「乳幼児メンタルヘルスとは―保育において大切なこと」を受講しました。

講座の中で特に心に残ったのは、赤ちゃんは単独で発達するのではなく、養育者との「関係性」の中で育つという視点です。

これは一見当たり前のことのように思えます。しかし実際には、「関係性」を観察し、評価し、その理解をもとに状況を改善していくことは簡単ではありません。

なぜなら、「赤ちゃんがこうなったのは母親のせいだ」という責任追及の文脈に陥りやすいからです。逆に、そのような事態を避けようとして、「赤ちゃんの状態はすべて生まれつきの気質や特性によるものだ」と考えてしまうと、今度は関係性の中で生じた傷つきや、その回復の可能性を見失ってしまいます。

関係性の視点は、誰かを責めるためのものではありません。関係性とは、一方が他方に一方的な影響を与えるものではなく、お互いが影響し合う動的なプロセスです。

したがって、「母親が悪い」という話ではなく、養育者の関わり方が変化すれば赤ちゃんの反応も変化し、その変化した赤ちゃんの反応が再び養育者に影響を与える、という相互作用を理解することが重要になります。

私たちが目を向けるべきなのは、「誰が悪いのか」ではなく、「今、この親子の間で何が起きているのか」ということです。そして、その相互作用のパターンを理解することで、親子双方にとってより良い関係を育んでいくためのヒントを見出すことができます。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、乳幼児期は、人が人として育っていくための土台が形づくられる大切な時期です。その土台は、子どもだけの力で築かれるのではなく、人との関係の中で育まれていきます。

子どもを支援するだけではなく、養育者を支援し、親子の関係性を支援する。そのことが乳幼児を含めた子どものメンタルヘルスの実践なのだと感じており、当クリニックでは、お子さんだけでなく、保護者の方のお話も伺い、サポートすることを心がけております。

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