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【おすすめ動画】激しい対立を引き起こす人とどのように付き合うか:How to Deal With High Conflict People

[2025.02.13]

https://highconflictinstitute.com/

 

High Conflict Behavior という言葉を聞いたことがありますか?

激しい対立を引き起こす行動と表現するとわかりやすいでしょうか。

Bill Eddy のインタビューを見て、とても興味深い考え方だなと思ったので、ご紹介したいと思います。

Bill Eddyは、弁護士であり、High  Conflict Instituteの共同設立者であり、High Conflict Personality Theory の先駆者である一方、国立葛藤解決センター(National Conflict Resolution Center) の上級ファミリーメディエーター(家族間の紛争を裁判外で解決する専門家) 認定家族法専門家、公認臨床ソーシャルワーカー セラピストとしても勤務経験があります。20 冊以上の書籍、マニュアル、ワークブックの著者または共著者でもあります。

 

人々の間に激しい対立を引き起こす行動として以下の4つが挙げられています。

① 他人を責める(Blame others)

② 全か無の思考をする(Engage in all-or-nothing thinking)

③収めきれない、強い情動を表す
 (Display unmanaged or intense emotions)

④脅しや他の極端な行動を示す
 (Use threats or other extreme behaviors)

⑤責任を回避する (Avoid Responsibility)

社会の中には、対立を減らしたり解決しようとしたりするのではなく、上記のような、対立を増大させるような行動をとることを選び続ける人がいます。
その場合、通常、さまざまな状況でさまざまな人々と何度も繰り返され、同僚、クライエント、家族に混乱、疲弊、危機、強い恐怖を作り出すことになります。

こういった人たちの根底にある性格傾向として挙げられています。

1. 頑固で妥協せず、失敗した戦略を繰り返す
2.喪失を受け入れ、癒すことの難しさ
3.否定的な感情が思考を支配する
4.自分の行動を振り返ることができない
5.他人に共感することが難しい
6.他人を責めることに夢中になる
7.問題や解決策に対する責任を回避する

この考え方は、診断ではありません。人をラベリングするために用いるのではなく、あくまでも対立を煽るような言動にいち早く気づき、その人たちとの関係を一定に保つために用いられます。

自分がそういった認識した場合、あるいは単にそう疑った場合、 4 段階のメソッド(CARS メソッド® )が一般的には相手の行動を落ち着かせ、問題解決に集中させるのに効果的と言われています。*

1.共感、注意、尊敬をもってつながる
2.代替案や選択肢を分析する
3.誤情報への対応
4.不適切な行動に制限を設ける

 

これらのことを、ボディナミック的な観点から読み解いていきましょう。

激しい対立を引き起こす行動は、ある特定の性格構造が過剰に働いています。

自律:責任を回避する

   自分の行動を振り返ることができない

      (観察者の自我が育つのは意志の段階から〜)

   他人に共感することが難しい

      (自分の感情をも切り離す傾向があるため)

意志後期:他人を責める

     全か無の思考をする

     収めきれない強い情動を示す

     脅しや他の極端な行動を示す

     喪失を受け入れて悲しみを感じることが難しい(復讐心などに囚われる)

意見後期:頑固

 

性格構造が働くのは、自分を傷つかないように自分を守らなければと考えている時なので、内面は、傷つくことを恐れていて必死と言えるでしょう。「攻撃は最大の防御」とも表現できるかと思います。

その場合、そのような傾向がある人が「あなたが100%悪い」と自分のことを責めてきた場合、それを字面通りに受け取って傷つくことはないですよね。

相手のことを尊重しつつ、相手からの責めを受け取らないように自分の境界線をしっかりと保つことがとても大切です。そして、自分にできること、できないこと、を明確に示すことが大切です。このようなスキルを身につけるためにボディナミックエクササイズは役に立ちますので、今後ワークショップも企画したいと思います。

 

自分を穏やかに保つ方法として、CalmB4Thinkという方法が挙げられていましたのでご紹介します。

①休憩を取る:適切であれば、その状況から離れて散歩したり、好きなことをしたりしましょう。時には「気分を落ち着かせるために5 分休憩を取りたいのですが」や「考えさせられることがたくさんあったので、また明日話しましょう」と率直に言うことも必要です。また、「ちょっとトイレに行かないといけない」や「話を続けたいのですが、別の約束があります」など、その状況をうまく切り抜ける言い訳をすることも必要かもしれません。

②呼吸をゆっくりにする:深くゆっくりとした呼吸は、体と心を落ち着かせるのに役立ちます。

③五感に意識を向ける:見るもの、聞くもの、嗅ぐもの、味わうもの、感じるものに注意を払います。こうすることで、集中力を保つことができます。

④ポジティブなセルフトーク:「私は大丈夫です」や「私はこれに対処できる」などの優しい励ましの言葉をかけましょう。

⑤エネルギー発散: ハンドスピナーやプチプチで不安のエネルギーを発散しましょう。

⑥ 利害関係のない人と話す:より広い視点から物事をみるのを助けてくれます。

⑦マインドフルネスを実践する:瞑想、ヨガ、呼吸法、日記など、マインドフルネスを定期的に実践すると、穏やかな状態に入るスキルを身につけることができます。

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