自己可塑的適応
[2022.12.30]
24日に参加した産業医講習会で、東京都済生会中央病院健康デザインセンター 白波瀬丈一郎先生の講義にとてもインスパイアされました。
生きる上では避けることができない種々のストレス。
ストレスがない方が快適で、安心して過ごせるでしょうが、ストレスがあったとしても、それと対峙して乗り越えていける力を身につけていくことで、より大きな幸せや喜びを感じられる可能性が増えるといえます。
環境に適応する方法としては以下の2種類があります。
対象可塑的適応‥自らの要求に合わせて、環境に働きかけ環境を変える適応
自己可塑的適応‥環境の要請に合わせて、自らを変える適応
医療では、対照可塑性適応(療養しやすいように周囲の環境を整えていく)に着目する傾向がありますが、ボディナミックというツールを活用して、自己可塑的適応(ストレスに対処、乗り越えられる力を身につけて、適応していく)についてもサポートできるようなクリニックにしていきたいと夢が広がっています。
それは、来院された方の、自然治癒力、可能性を信じることでもあると思っています。