性格構造:こころとからだが作る防衛(鎧)
人間は、他者との関わりの中で、成長発達していきます。
もし、つながり(Mutual Connecton)を求めているのにそれらが満たされないとき、もしくは自分の尊厳を傷つけられるとき、心が傷つかないように、心を守るための防衛(例えて言うなら鎧(よろい))を作ります。
その防衛の持ち方をボディナミックシステムでは性格構造(Charater Structures)と呼んでいます。
その防衛は、筋肉の反応性が変わることによって生じ、姿勢や言動に見て取れるようになります。
ボディナミックシステムは、性格構造は、その人が、生まれ育ってきた環境の中で生きていくために、獲得してきた生き残りの戦略であると考えています。
創始者のリズベスは、その防衛があったおかげでこれまで自分が生きてこられたことを認識することが大切で、自分の防衛を愛することから成長が始まると言っています。
ですので、その防衛を簡単に崩そうとすることはしません。
その代わりに、そういった形で自分を防衛する必要がなくなるように、新たなリソースを獲得していくことを目指します。新たなリソースが手に入ることによって、置かれた状況に対応するための選択肢が増えます。
自分の周囲に起きることは変えられませんが、起きたことに対する対応の仕方を変える力を身につけることによって、私たちはより自由に生きることができるようになるのです。
ボディナミックシステムを活用することによって、自由に生きられる人が増えていくといいなと思っています。